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桃といえば、香りが良く、甘くてピンク色でとてもデリケートというイメージがあります。
しかし、こうして果物に携わるようになるにつれ、見ためや食べるだけではなく、果物にはそれぞれ由来や言い伝え、昔話などいろんな場面で登場する事に気づきました。
さて、今回は桃にまつわるお話を少しお話致します。
桃と聞いて連想する事といえば、桃太郎の鬼退治の話、孫悟空が食べた不老不死になる桃の話、理想郷とされる桃源郷の話、桃の花を浮かべ盃にてグィッと飲み干せば、邪気を払い長寿をまっとうできるという話もどこかで聞いた事があるのでは?
まだまだありますが、古来より桃は神秘的な食べ物として伝えられています。
また、中国では「邪気を圧伏し、百鬼を制す」と言われ、仙木とされています。
中国の人々にとっても桃は馴染み深いもの。
古くから生活の中に桃が入り込んでいました。
また、「薬」としての効果も期待されました。
日本でもここ最近桃のエキスが入ったハンドクリームや入浴剤などがありますが、桃の種には婦人病や風邪に効果のある成分が含まれているそうです。
この他、漢文の一部に「桃李不言、下自成蹊。」→「桃李言はざれど、下自ら蹊を成す。」桃やすももは何も言わないが、その果実に誘われて人が集まってくるので、その下には自然と小道ができる、ということわざです。
この様に、ことわざの中でも果物は大きな役割を果たし、「立派な人物」という意味もあり、その人に人徳があれば言葉などなくても人々はついて行くといわれています。
また、詩経の中の歌謡と呼ばれるもので「桃夭(とうよう)」という詩があります。
桃之夭夭 灼灼其華 之子于帰 宜其室家 桃之夭夭 有賁其実 之子于帰 宜其家室 桃之夭夭 其葉蓁蓁 之子于帰 宜其家人
桃の夭夭たる
灼々たるその華
この人のゆき嫁げば
その室家によろしからん
桃の夭夭たる
有賁たるその実
この人のゆき嫁げば
その家室によろしからん
桃の夭夭たる
その葉 蓁蓁たり
この人のゆき嫁げば
その家人によろしからん
この歌は桃の花を娘に喩えたものですが、(桃が若く美しい様子をしている、その花は燃えるように赤い、この桃のように若く美しい娘が嫁いで行く、きっと嫁ぎ先にとっていい嫁になるだろう)。桃の花のその赤く滑らかなはなびらを少女にたとえた歌なのでしょう。
このように桃は中国にとっては大切な果物の一つのようです。
日本人にとって桜が特別な花のように中国人にとっては桃が大切な花なのでしょうね。
◆桃の種類◆
白桃系・・・・大玉で果肉が締まって、甘味が強く、遅い時期に収穫
白鳳系・・・・香り豊かで、柔らかく上品な甘味があり早い時期に収穫
黄桃系・・・・黄色い桃
蟠桃・・・・・・形が偏平 ネクタリン・・毛なし桃
ちよひめ さおとめ 竜鳳 白川白鳳 八幡白鳳 勘助白桃 紅清水 白鳳
大久保 よしひめ まさひめ 長沢白鳳 嶺鳳 清水白桃 あかつき なつおとめ 千曲白鳳 くにか 川中島白桃 長束白桃 サンゴールド 美晴白桃 美香 白秋 あきそら 黄貴好 晩白桃 あぶくま ゴールデンピーチ かなめ 西尾ゴールド 瀬戸内白桃
などなど年々増える桃の品種です
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